一輪のシアワセ

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カテゴリ:books( 4 )

往復書簡

「これ読んでみない?」
お正月に友から一冊の本を手渡された。
新書版は持参の眼鏡ではキツイ・・持ち帰らせてもらった。
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徳永先生の臨床エピソードに、詩と散文で谷川俊太郎さんが応える。
詩集とは違った側面から読める一編一編の詩もまた・・とても新鮮で、味わい深い。
素敵な往復書簡だ。

誰かに手紙を書きたくなる。
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by nonisaku-hana | 2010-01-09 23:35 | books

最優先

子供の頃、
耳が悪いのではないか・・と母は心配したと言う。
「ご飯よ~」の呼びかけに返事をしない、わたしのことをである。

階下からの母の声、聞こえてはいる・・
面白くてたまらない本を途中で遮られたくなかった。


わたしは、子供の頃から寝つきが悪い。
どんなに疲れていても、眠くても・・
いざ目を閉じると、その日の出来事、自分の言動、他者との会話などが頭をよぎるからだ。
特に人との関わりが多かった日などは、頭の中で反芻されることが増すことになる。
だから本の世界に集中して、ようやく・・静かな自分を取り戻せる。


ブログを始めて、わたしの夜の時間の過ごし方が大きく変わった。
拙くはあっても・・
自分の日常を書くという作業には、たとえ些細なことに過ぎなくても、
さまざまな思いが交錯したり、連鎖する思いも伴う。
感じることや考えさせられることが、派生的に増えたということでもある。


ブログを始めて4ヶ月・・新しい出会い、発見や気づきに恵まれた。
今手元に、じっくり読みたい本が7冊ある。

これからもブログを楽しむために、読書を最優先にしていこう。
少し前から考えていたことに、ようやくゴーサインを出した秋の夜である。
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by nonisaku-hana | 2009-09-29 00:35 | books

日本の底辺 ~山陰農村婦人の生活~  溝上泰子著

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先日、読みたいと思っていた本に、期せずして出合うことができた。


いつか図書館から・・と考えていたわたしにとって、他でもない「憧れの女性 Mさん」からこの本を拝借できたこと自体、光栄この上ないことであり、とても大きな意味をもつ。貴重な本をわたしの手でこれ以上傷めないよう、手持ちの包装紙でカバーを作った。


いきなり胸を衝かれたのは・・目次(語り手の氏名、年齢が記されている)に書き込まれた私の年令、この4文字。51年前に、「23歳」の農村婦人にご自身を重ね、強く意識しておられたことが窺える。この本に寄せるMさんの若き日の想いに触れ、深い感銘を受けたことである。


この本ばかりは、仇や疎かに読むことはできない。居住まいを正して、大切に読ませていただかなくては!と丁寧に、読み始めたところである。が、既に感動の連続・・素晴しい「女性史」の虜となっている。
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by nonisaku-hana | 2009-09-03 00:51 | books

野の花診療所

何度も観たい映画があるように、何度も読みたい本が、いろいろあります。

何度も読みたくなる作家の一人であり、何度読んでも、読むだびに涙し、温かい気持ちにさせてくれる本に・・・徳永進医師のものがあります。少し行き詰まったとき、心がささくれたと感じるとき手に取りたい本があることは幸せなことです。

徳永医師の著書は、医療の現場で見つめたこと、関わった患者さんや家族のエッセイに留まりません。が、とりわけ患者さん一人ひとりに寄り添う先生の眼差で切り取られ、(患者さん自身の言葉で)語られる、一人ひとりの命の重さ、その人々の人生の豊かさに、わたしはいつも心を打たれます。平凡なわたしたちの人生の最期に光が当てられることは、そうそうあることではありません。それゆえに彼等の「死」を通しての「生」を身近に感じ、飾らないありきたりの日常の大切さや、ありがたみがストレートに迫ってくるのかも知れません。

総合病院の勤務医だった徳永医師は、2001年鳥取市内にホスピスケアのある19床の「野の花診療所」を開設されました。いつかそんな時が来るのでは、とぼんやりと思っていたことが現実となって、しかも、その新しい診療所の名が「野の花診療所」と知ったときは、あぁ・・・と、合点がいったと同時に、とても嬉しかったものです。(居心地のよい診療所の空間、温かい取り組みはHPで見ることができます)

診療所開設の経緯に触れておられるエッセイから、その一節を紹介します。

エッセイ「野の花の一日」第1回 「空に帰る (HPより抜粋)

何かふに落ちないことがあるのは確か。現代の社会に。教育や行政や医療に。ふに落ちないなら、自分にふに落ちることをやってみろって、誰かが言ってくる。それに答えるしかない、と思っていた。

模擬患者(SP)養成講座(第2回)を受講した丁度今日、「あるがまま」さんの記事に「寄り添う」ことが書かれていました。それにまつわることを、書いてみたくなりました。今日は長女の誕生日だったので、ささやかなケーキの写真を用意していましたが。

徳永医師の患者さんに「寄り添う」姿は、一読者であるわたしにまで寄り添ってもらえているような安心感を与えてくれました。医療者が援助者であるために、患者の立場からの要求とは別のかたちで、何かわたしなりの関わりができないか・・・そう考えて受講を決めた自分の中に、乳癌を患った親友とともに語り合い考えたこと、そして徳永医師の存在も大きいことを、今日はまた改めて強く感じています。いつか時間をかけて書きたいと思っていた「野の花診療所」が、思いがけず今日になりました。時間ばかりかかって、もどかしいばかりです。自分の日常のなかで「寄り添うこと」が、とても難しいように。

野の花診療所HPには、エッセイ「野の花の一日」に続き、「野の花の人々」も綴られています。
どの章も、読みやすい、やさしい文章です。
http://homepage3.nifty.com/nonohana/index.html

「がんばらない」が大きな話題になり、「あるがままを受け容れる」ことにも触れられている鎌田實医師の情報も加えてみました。図書館で本の予約の順番待ちをしたあれから・・・もう10年近くも経ったのかと驚かされます。
http://www.sut-tv.com/terakoya/kougi/no1350/kougi.htm

鎌田實公式HP(コンテンツにブログもあります)
「あきらめない」には、血のつながっていないお父さんのことも書かれていて、これにも涙がとまりせんでした。。。
http://www.kamataminoru.com/

書いては消し、書いては消しの繰り返しの中で、20代後半で膠原病で亡くなったわたしと同い年だった友人のことを、久し振りに思い出しました。

「転院を薦められるけど、わたしは今の先生を信頼しているから、命が短くなっても最期まで先生に看て貰う」と彼女がわたしに打ち明けてくれました。若い男性医師で、年齢が近いせいもあってか「冗談を言って笑いあえる」とも聞いていました。回診時に挨拶程度で席を外していたので、お顔も思い出せません。ただ、今でも患者さんとそんなやり取りや信頼関係が結ばれていて欲しいと願わずにはいられません。


そして今日、乳癌検診結果が届きました。
「判定は異常なし」とあっても、少しの間わたしのドキドキは治まりませんでした。
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by nonisaku-hana | 2009-07-24 23:26 | books
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花鳥風月を友とし、ささやかな幸せを喜び感謝するわたしの大切な日々。


by nonisaku-hana
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