硬めのご飯
*今晩の炊きたて・・ツヤツヤご飯 天地換えをしてほぐして・・湯気で、携帯のシャッターがなかなか下りなかった。
わたしが物心ついたときには、電気炊飯器があった。
驚くべきことに、それは四半世紀以上!も、毎日ご飯を炊き続けたのだ。
昔は、魔法瓶と同じ構造の保温ジャー、後には電気保温ジャーに、ご飯を移し換えていた。ご飯を移し終えると、お釜には、こびりついたご飯粒が残る。
父はご飯を一膳食べ終えると、釜にお湯を注ぎ、丁寧にご飯粒を杓文字でこそげ落とす。そしてお茶碗に移し、お湯を切り、改めてお茶漬けにしてサラサラっと食べる。
そんな父の姿に・・抵抗がなかったと言えば嘘になる。
だが、一粒も残さず丁寧に食べる父の姿に、
「お米は八十八の手間が・・」と云々されるよりずっと・・
「おコメを粗末にしてはならない。」と教えられたように思う。
いつだったか、こんなことを父が言った。
「釜の底を気にしながらご飯を食べるのは厭なものだ。」
父は、「食」にやかましい人ではない。
ただ、ご飯だけは・・少し硬めでないといけない。
わたしも硬めのご飯が好きである。
先日、上津の「焚き火小屋」で
それはそれは贅沢な・・美味しい「かまど」炊きのご飯をいただいた。
「父にも食べさせてあげたいなあ・・」
そんな思いで、少し硬めのご飯をゆっくりと噛みしめた。
わたしが物心ついたときには、電気炊飯器があった。
驚くべきことに、それは四半世紀以上!も、毎日ご飯を炊き続けたのだ。
昔は、魔法瓶と同じ構造の保温ジャー、後には電気保温ジャーに、ご飯を移し換えていた。ご飯を移し終えると、お釜には、こびりついたご飯粒が残る。
父はご飯を一膳食べ終えると、釜にお湯を注ぎ、丁寧にご飯粒を杓文字でこそげ落とす。そしてお茶碗に移し、お湯を切り、改めてお茶漬けにしてサラサラっと食べる。
そんな父の姿に・・抵抗がなかったと言えば嘘になる。
だが、一粒も残さず丁寧に食べる父の姿に、
「お米は八十八の手間が・・」と云々されるよりずっと・・
「おコメを粗末にしてはならない。」と教えられたように思う。
いつだったか、こんなことを父が言った。
「釜の底を気にしながらご飯を食べるのは厭なものだ。」
父は、「食」にやかましい人ではない。
ただ、ご飯だけは・・少し硬めでないといけない。
わたしも硬めのご飯が好きである。
先日、上津の「焚き火小屋」で
それはそれは贅沢な・・美味しい「かまど」炊きのご飯をいただいた。
「父にも食べさせてあげたいなあ・・」
そんな思いで、少し硬めのご飯をゆっくりと噛みしめた。
by nonisaku-hana
| 2009-10-02 00:10
| 思い出